この記事では、ライトゲームロッドの素材とティップ(穂先)の構造について解説しています。
これからライトゲームを始めようと思っている人や、1本目のロッドはすすめられるがままに購入したけれど、2本目は自分で選んでみようと思っている人たちに向けて書いています。
また、小アジから尺メバルまで1本のロッドで楽しめるように汎用性の高いロッドをオススメしています。
この記事を読んで、ライトゲームロッドを買うときに気をつけなければならないポイントをおさえて下さい。
買ったあとに「えっ!思ってたのと違う!」と後悔だけはしてほしくないので__
結論は最後の『まとめ』に書いています。
「理屈なんてどうでもいい、何を買ったらいいか早く教えてよ!」っていう人は『まとめ』だけ読んで下さい(笑)
それではロッドの素材の話から・・・・・・
ロッドの素材は『カーボン』を選ぼう!
ロッドの素材としては、グラスファイバーとカーボンとがあります。
1980年代までのロッドはグラスファイバー製のものが多かったのですが、現在ではカーボン製のものが主流です。
グラスファイバー
グラスファイバーとは、ガラス繊維(ガラスクロス)を樹脂で焼き固めたものです。
グラスファイバー製のロッドは、その内部が空洞ではないのでカーボン製のロッドに比べて重いです。
また、低反発で粘りがあり、折れにくいという特徴があります。
※ダイソーのルアーロッド(180㎝、210㎝)もグラスファイバー製です。
カーボン
カーボンロッドとは、正確にはカーボンファイバー製のロッドのことで、炭素繊維(カーボン繊維)を樹脂で焼き固めたものを使って作られています。
カーボン製のロッドは、内部が空洞な構造になっているため軽量です。
また、高反発で粘りはなく、高感度でアタリが分かりやすいといった特徴があります。
素材の違いによるメリット・デメリット
メリット・デメリットを整理すると次のようになります。
それぞれに一長一短ありますね。
しかし、迷わずカーボンロッドをオススメします。
アメリカのツアープロのあいだでは今でもグラスファイバーロッドが広く使われていますが、それも高度な技術があってこそ。
初心者の私たちにとってグラスファイバーロッドはクセが強すぎます。
市場にも数多く出回っているカーボンロッドの中から選びましょう。
『乗せ』はソリッド、『掛け』ならチューブラー
ロッドの素材が決まったら、次はティップ(穂先)の構造を見ていきましょう。
ティップはその構造の違いにより、素材が詰まっているソリッドティップと空洞になっているチューブラーティップに分類されます。
ソリッドティップ
先端まで素材が詰まった構造のため、チューブラーティップより細くしなやかに作ることができます。
チューブラーティップ
中身が空洞なことにより、ソリッドティップより軽く感度も良いです。
それぞれのティップのメリット・デメリット
メリット・デメリットを整理すると次のようになります。
こちらも一長一短ありますが、一言でいうと、
ソリッドティップは柔らかくしなやかなので「乗せの釣り」
チューブラーティップは固くて感度がいいので「掛けの釣り」
に向いていると言えそうです。
ロッドパワー
ここまでロッドを選ぶときのポイントとして、ロッドの素材とティップの構造について学びました。
その結果、素材とティップの構造の違いは主にロッドの重さと硬さに影響していることが分かりました。
ロッドの反発力、硬さは「ロッドパワー」と呼ばれ、市販されている多くのロッドに表示されています。
メーカーによって基準は違いますが、アルファベットでの表記が多く用いられています。
[柔らかい] → [硬い] の順に並べると、
USL→UL→L→ML→M→MH→H→XH
となります。
反発力がある硬いロッドほど重いリグを扱うことができますが、その代わりに軽いリグの操作性が悪くなってしまいます。
ライトゲームに適しているのは、USL~MLぐらいまでで、特に「L」が汎用性が高いのでオススメです。
まとめ
ライトゲーム初心者にオススメのロッドは、
★釣果を求めるならカーボンのソリッドティップのロッドで”乗せの釣り”
★ゲーム性を楽しみたいならカーボンのチューブラーティップのロッドで”掛けの釣り”
最後に筆者が欲しいロッドです。
ご購入の際のご参考まで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは良いフィッシングライフを!!🤞