リールを買おうと思うけど、種類が多すぎてどれを選んだらいいのかよく分からないということはありませんか?
渓流釣り、船釣り、堤防釣り、磯釣り、池釣り…さらに魚種はアユ、イワナ、コイ、マグロ、コイ、チヌ、ブラックバス、アオリイカ…
日本国内でも3,000を超える種類の魚がいます。
魚種に応じた「釣り」があり、その「釣り」に対応するために数多くの種類のリールが販売されているのです。
マグロ釣りに最適なリールとアユ釣りに最適なリールが全く違ったものになってしまうのは理解できますよね。
目移りしてしまうほどに種類が多くてどれを選んだらいいのか迷ってしまいますが、「ライトゲームで漁港や堤防で使うリール」というようにその用途を限定していくと、選ぶべきリールが見えてきます。
リール選びでお悩みでしたら、自分の釣りと照らし合わせながらこの記事を読んでみて下さい。
この記事を読み終える頃には、自分が買うべきリールが明確になっていることでしょう。
スピニングリール選びで注目すべき5つのポイント
スピニングリールを選ぶ上で押さえておきたいポイントは、メーカー、番手、ギア比、ドラグ機能、自重の5つです。
メーカー
ロッドやフックなど他の釣具と同様に国内外の様々なメーカーから販売されています。
無名なメーカーと大差がない釣具もありますが、とりわけ精巧な作りを要求されるリールに関しては、国産の2大メーカーであるダイワかシマノを選ぶのが安心です。
2,000円~3,000円の廉価なリールを販売しているメーカーもありますが、ラインをなめらかに巻き取れなかったり、ドラグがスムーズに機能しなかったりと、その性能に難があることが多いようです。
リールの不具合はライントラブルにも繋がり、快適な釣りを妨げてしまいますので信頼できるものを選びたいものです。
アブガルシアも有名なメーカーで、ベイトリールを選ぶ時には選択肢に入ってきます。
しかし、同じ価格帯のスピニングリールの性能を比べるとダイワやシマノにやや劣ります。
良い製品もありますが、コストパフォーマンスを考えるとアブガルシアは除外してもいいでしょう。
番手
「番手」はリールの大きさを表していて、数字が大きいほど大きく重いリールになります。
ライトゲームでは1000番~2500番がよく使われます。
オールマイティーに使うのなら2000番をおすすめします。
アジングなどで1g以下の軽量なジグヘッドを使う場合は、5ft~6ftのショートロッドに1000番のリールの組み合わせが適しています。
一方、フロートリグやキャロナイナリグで遠投する場合や、パワーが必要となるアコウ釣りなどの場合には、やや大きめの2500番のリールが扱いやすくなります。
2000番ならどちらの釣りでも「最適」ではありませんが、対応することができます。
ギア比
ギア比は、ハンドルを1回転巻いたときのスプールの回転数を表します。
例えばギア比1:5ならハンドルを1回転させるとスプールが5回転してラインを巻き取ります。
メーカーにより基準は異なりますが、大まかなところでギア比5未満をローギア、5~5.7をノーマルギア、5.8以上をハイギアと呼んでいます。
製品に「P」や「PG」の表記があるものはローギアまたはノーマルギア、一方「H」「HG」「XH」などの表記があるものはハイギアのリールです。
ギア比が小さいリール(ローギア)は、ラインをゆっくりと巻き取りやすいので、メバリングなどのスローなただ巻きをすることが多い釣りに向いています。
ギア比が大きいリール(ハイギア)は、素早くラインを回収できるため、手返しを多く繰り返す釣りや、根に潜る魚を素早く浮き上がらせる必要があるロックフィッシュゲームなどに向いています。
オールマイティーな釣りをしたい場合はノーマルギア(ギア比5~5.7)を選んでおくとよいでしょう。
ドラグ機能
ドラグ機能とは、強い負荷がかかったときにラインが切れないようにリールからラインを送り出す機能のことです。
手でラインを引っ張ると、ローターはそのままの位置でスプールだけが回転し、「ジジジ」という音を立てながらラインが滑り出るのを確認することができるかと思います。
ライトゲームでは細いラインを使い、比較的小さな魚を狙いますが、思いがけず大きな魚がかかることもあるので、ドラグ機能は意外と大事です。
緩めておくとラインブレイクはしませんが、フッキングがきまりにくくなったり、根に潜られたりしてしまいます。
ドラグ機能が高性能なリールとは、細かな調整ができ、魚の動きに合わせて、なめらかにドラグ機能が働くリールのことです。
また、最大ドラグ力とは、ドラグを限界まで締め込んだ際に滑り出す負荷の数値を表しています。
自重
自重とはリール自体の重さのことです。
繊細な釣りをするライトゲームでは、ロッドとのバランスもありますが、基本的に自重は軽ければ軽いほどいいです。
手元が軽い方が操作もしやすく、疲れを感じることも少なくなるからです。
耐久性重視で重いリールもありますが、同じ番手だと高額なリールほど軽量になる傾向があります。
2000番だと200gが目安になる重さで、重くても210gまでのリールをおすすめします。
ライトゲーム用スピニングリール6選
もっと安いリール、もっと高いリールもありますが、2000番のリールでは、6,000円~14,000円の価格帯にダイワとシマノのコストパフォーマンスの良い製品が揃っています。
この価格帯の中から筆者が厳選した6機種を紹介します。
きっと、あなたのお気に入りの1台を見つけることができることでしょう。
ダイワ レブロス LT2000S
ギア比 | 5.2(ハイギアモデルS-XHは6.2) |
最大ドラグ力 | 5.0㎏ |
自重 | 200g |
シマノ サハラ C2000S
ギア比 | 5.0(ハイギアモデルSHGは6.0) |
最大ドラグ力 | 3.0㎏ |
自重 | 210g |
ダイワ レガリス LT2000S
ギア比 | 5.2(ハイギアモデルS-XHは6.2) |
最大ドラグ力 | 5.0㎏ |
自重 | 190g |
シマノ ナスキー C2000S
ギア比 | 5.0(ハイギアモデルSHGは6.0) |
最大ドラグ力 | 3.0㎏ |
自重 | 210g |
ダイワ 月下美人 LT2000S-P
ギア比 | 4.8(ノーマルギアモデルSは5.2) |
最大ドラグ力 | 5.0㎏ |
自重 | 200g |
シマノ ソアレBB C2000SSPG
ギア比 | 4.3(ハイギアモデルSSHGは6.0) |
最大ドラグ力 | 3.0㎏ |
自重 | 200g |
まとめ
スピニングリールには多くの種類があり、何も知らなければ、どれを選べばいいのか分からず困ってしまいます。
ライトゲーム用のスピニングリールを選ぶ時は、5つのポイントに留意し、予算に応じてこの記事で紹介した6機種の中から選ぶと失敗しないでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさん良いフィッシングライフを!!🤞