釣具屋さんに行くとレジ横に「潮時表(潮見表、潮汐表)」っていう小冊子が置いてあるのをよく見かけます。
無料なのでとりあえずもらって中を見てみたけど、なんのことやら・・・
釣りに”潮”が影響しているのはなんとなく分かるけど、どう影響しているんだろ?
大潮、小潮は分かるけど、長潮、若潮って何?
そんな疑問にお答えいたします
”潮”を知って、いっぱい釣ってね!
潮の種類
潮の日次変化と月次変化
潮の種類には、1日の潮位の変化を表すもの(満潮・干潮)とその変化の大きさを表すもの(大潮・小潮など)があります。
潮の日次変化の周期
潮位が上がりきった状態を「満潮」、反対に下がりきった状態を「干潮」といいます。
この周期は12時間で、1日2サイクルで繰り返されています。
つまり、満潮の6時間後が干潮で、12時間後が次の満潮になります。
潮の月次変化の周期
満潮と干潮の潮位の差が最も大きい時期(3日間~4日間)を「大潮」、反対に最も小さい時期を「小潮~長潮」といいます。
この変化は月の満ち欠けと連動していて、満月と新月の時に”大潮”となります。
よって周期は約15日で、若潮→中潮→大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→・・・といったサイクルをひと月に2回繰り返しています。
潮の特徴
潮の日次変化
満潮
潮位の最も高い時間です。
潮は動きません。
干潮
潮位の最も低い時間です。
満潮と同様に潮は動きません。
場所によっては、大潮の干潮は潮が完全にひいてしまい、釣りができないところもあります。
上げ3分と下げ7分
干潮から2時間後を上げ3分、満潮から2時間後を下げ7分といいます。
潮が動き始め、魚がよく釣れる時間帯とされています。
潮の月次変化
大潮(おおしお)
潮の干満の差が最も大きい時期です。
潮の流れが最も速いので、魚の活性も高いです。
反面、地合いがあっという間だったりします。
中潮(なかしお)
その名のとおり、中ほどの潮の動きです。
大潮ほど潮の流れは早くないので、地合いも長く続き、個人的には一番好きな潮です。
大潮の前と後にありますが、魚の活性は後の方がいいようです。
小潮(こしお)
潮の干満の差が小さい時期です。
潮がゆっくり動くため、魚の活性は低いですが、釣れるタイミングが来たら長く楽しめます
長潮(ながしお)
最後の小潮の日に続く日で、干満の差が最も小さい時の潮です。
魚の活性は低くなかなか釣れない潮です。
若潮(わかしお)
干満の差が大きくなり始める頃の潮です。
まだ潮の流れは悪いので、魚の活性も低めです。
しかし、ルアーが潮の流れの影響を受けにくいため、シーバスやアオリイカ狙いには適しているようです。
また、釣り人が少ないのもメリットですね(笑)
潮が悪い時の釣り方
潮の動きがある方が、魚の活性は高く、よく釣れます。
ただし、潮の動きが止まる満潮や干潮、潮の流れの緩い小潮、長潮、若潮でも全く釣れないわけではありません。
魚の活性が低い時は、アクションを大きくしたり素早くしてみたりして、リアクションで魚が思わず食いつく工夫をしてみましょう。
まとめ
- 潮が動くと魚の活性が高まり良く釣れる
- 満潮、干潮から2時間後の時間帯がねらい目
- 大潮、中潮がよく釣れる
- シーバス、イカ狙いなら小潮、長潮、若潮も可
もちろん釣果は、「潮」がすべてではなく、「ポイント」や「技術」、「季節」、「天候」といった複数の要素に左右されます。
でも、「潮」も重要な要素のひとつであることはたしかです。
「潮」を知り、さらなる釣果向上を目指しましょう!
それでは良いフィッシングライフを!!🤞